あざやかな速攻でゴールを量産!カウンターを成功させる為の練習法


新たな戦術が誕生しつつある現代サッカーにおいて、長きに渡り有効な攻撃手段とされているのがカウンターです。
ロシアワールドカップでは、鮮やかなカウンターによって敵陣からわずか14秒でゴールを奪われて惜敗したベルギー戦の記憶は新しいのではないでしょうか。
カウンター攻撃は一気に試合展開を変えられる力があるものの、どのようにして習得するのか悩む人も少なくありません。
そこで今回は、カウンター攻撃の種類や実践するうえで必要なスキル、練習方法などを紹介していきます。
目次
1.カウンターの種類
(1)ロングカウンター
(2)ショートカウンター
2.カウンターをするうえで必要なこと
(1)正確なパスやキック
(2)チームとしての意思統一
(3)シュートで終わることが重要
3.カウンターの練習方法
(1)3対3
(2)フットサルでのトレーニング
4.まとめ
目次
1.カウンターの種類
カウンターにはロングとショートの2種類がありますが、それぞれにはどのような違いがあるのでしょうか。
(1)ロングカウンター

ロングカウンターとは守備を固めて相手選手を自陣深くまで引き込んだうえで、相手のパスをインターセプトして陣形が整う前に奇襲をかける攻撃のことです。
引き込んだことによって、手薄となったディフェンス最終ラインとキーパーとの間のスペースを狙えることから、一気にチャンスを生み出せます。
格上の相手には攻めあぐねるがゆえに守備をメインとした試合展開になることが大半ですが、そのような相手でもロングカウンターによるチャンスをものにできれば勝ちうる可能性を秘め、いわゆるジャイアントキリングが起きることも少なくありません。
(2)ショートカウンター

ショートカウンターは守備ラインを高めに設定し、できるだけ相手の陣地近くでボールを奪って攻撃に転じることです。
ロングカウンターとの違いはボールを奪う位置であり、相手ゴールに近いことから得点にも繋がりやすいですが、チーム全体として前がかりになっているため、逆に相手のカウンターによりゴールを奪われる可能性も少なくありません。
したがって、ロングカウンターよりも個々の能力が高くなければ取り入れることは難しい戦術といえます。
2.カウンターをするうえで必要なこと
有効な攻撃手段であるカウンターを成功させるには、いったいどういったスキルが必要とされるのでしょうか。
ここからは、カウンターを仕掛けるために必要なスキルや考え方などにふれていきます。
(1)正確なパスやキック

自陣深くから一気に攻め上がるロングカウンターの成功率を高めるためには、正確な中距離もしくは長距離のキックができなければいけません。
また、ショートカウンターの場合は細かいパスを繋いで素早く相手ゴールを目指すうえで、パスやトラップをミスなく実行する必要があります。
(2)チームとしての意思統一

カウンターによるワンチャンスをものにするには、技術だけでなくチームとしての意思統一を図ることも重要です。
カウンターは「急襲」とも言い換えられるように、ボールを奪ってからの切り替え・スピードアップが求められます。
そのため、ボールを奪ってから素早く前にいく意識がチーム全体に浸透していなければカウンターは成立しません。
ロングカウンターかショートカウンターのどちらで攻め込むかによっても試合の運び方は異なるので、試合前は戦術に関するミーティングを徹底して、相互の考えをすり合わせておきましょう。
(3)シュートで終わることが重要

カウンターの弱点に挙げたように、中途半端なプレーによって逆にカウンターを受けることは最も避けるべき要素となります。
そこで重要となるのが「シュートで終わる」ことです。たとえゴールにならなかったとしても、シュートでプレーを切ることができたならば、再度こちらの守備陣形を整える時間をかせぐことにも繋がります。
このことから、カウンターを仕掛けたならば「やり切る」プレーを意識しましょう。
3.カウンターの練習方法
諸刃の剣となりうるカウンターをより確実な攻撃手段とするには、どういったトレーニングが効果的になるのでしょうか。
ここからは、おすすめのカウンター練習方法を紹介していきます。
(1)3対2

カウンターが仕掛けられた、つまり数的優位を勝ち取れた状況下で、いかに確実に得点を取り切るかの設定として、3対2の練習は有効といえます。
パスを出すのか、ドリブル突破を仕掛けるのかなど、チームの得意なスタイルを確固たるものに仕上げましょう。
また、この練習はオフェンスのみならずディフェンスにとっても有効なトレーニングとなり、カウンターを受けた状況設定として、いかにディレイする(他のディフェンダーを戻す時間を確保する)のかなどの対処法が自然と身につきます。
(2)フットサルでのトレーニング

フットサルコートは狭いがゆえに、必然的に迅速な攻守の切り替えを要求され、カウンターの練習に最適なトレーニングとなりえます。
ボールを奪ってから少ない手数でパスを繋ぎ、一気に相手ゴールへ向かう意識をチームとして統一しましょう。
また、サッカーと違って狭いスペースでプレーする機会が多いため、ボールコントロールもおのずと養われます。
4.まとめ

攻撃パターンを増やすことで相手にあわせたさまざまなゲームプランが組み立てられます。
防戦一方の局面でもひとつのカウンターでゴールをものにできれば、一気にその後の試合展開も優位なものへ変えられるでしょう。
引いて守ってくるチームにはショートカウンター、攻撃重視のチームには守り抜いてロングカウンターなど、対戦相手のプレースタイルに応じた選択が取れることで勝率も飛躍的にあがります。
いかがでしたでしょうか。
カウンターはいついかなる時、チャンスとしてやってきます。
日頃から練習の中でそんな状況が来た時に、得点に結びつけられるように体で頭で覚えておくようにしましょう!
是非参考にしてみて下さい(^^)/
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